堺集会報告  T・Y

 今回、五井先生のお話「信仰によって性格は直せるか」を輪読しました。その中で「いつまでも臆病な自分を掴まえていたり、短気な自分を掴まえていたり、気の弱い自分を掴まえていないでね。自分は気が弱いんだ、臆病だっていう想いを、一遍神様に、平和の祈りに入れておいて、今度は〝勇気のある自分に生まれ変わった。私は逞しくなった〟って、自分に言い聞かせて、逞しくなった方の道に自分で入っていけばいいわけです。そうすると知らないうちに臆病じゃなくなります」と仰しゃって下さっています。
 皆さんは長年ここのところを実践されてきていると思いますので、自分自身でこの部分は変化してきているとか、くせが直ってきたなと実感されていることを話して頂きました。

Iさん 若い頃は気が短くてどうしようもなかったのですが、自然に少しずつ変わってきたと思っています。
 これまでは自分の想いを全部口に出してしゃべる傾向がありましたが、今は相手の人の話すのをじっくりお祈りしながら聞かせて頂いている自分がいます。自然な形でいつのまにか変えて頂いているのを実感しています。
Yさん 消えてゆく姿で世界平和の祈りを行じることが、私は手こずっていたんですね。それでも以前の自分から見ると、ずいぶん変わってきていると思いました。ていねいに実践していくことが大事だと気付かせて頂きました。
Hさん 最初から思うと、いっぱい変わったところがあるんです。事務局の仕事をするということが慣れていないので、失敗しないかと臆病になってしまうんです。失敗すると、ぐちゃぐちゃ考えてしまうことが多かったんです。
 最近、元海先生から過去世において迫害を受けた経験があるとお聞きしたことにすごく納得して、それからだんだんと気持ちが楽になり、過去世の因縁の消えてゆく姿だと行じていると、落ちついて仕事が出来るようになったことが自分で嬉しく思っています。
Tさん 最近、自分で変わってきたなと思うことがあるんです。
 人前で自分の思っていることを話すことが苦手で、クラスでも自分で手を上げられないようなタイプだったんですが、今、小学校で「絵本の読み聞かせ」というのをしてるんですが、子供の入学式の時に誰かサークル紹介をしてもらえませんか?と言われた時、以前でしたら人前で話すことが出来なかったのに、「ハイ私出来ます」と言えたので、自分で知らない間に自然とこんなにも変わらせて頂いているんだな、ありがたいことだな、と嬉しく思っています。守護霊、守護神様がして下さっていると思うと、自然と勇気が出てきます。
Kさん そういえば、いつの間にか自分も変えて頂いていると思えることがありますね。
今まで自分が思っていることを信じていることを、賛同してもらいたいとか同調してもらいたいとか、お仕着せがましいところがあったんですけど。いつのまにかそういう風に思わなくなってるな、あーこの人はこういう考えなんだなと受けとめることが出来て、気がついたら最近はそう思わなくなってきて、そういえば知らないうちに変えて頂いているんだなあと、そう思える自分が嬉しくて、だんだん穏やかな自分になり、楽になってきているのを感じています。
Y・Rさん これまでの私は衝動性があったり、人の話を聞くのが苦手でした。今は仕事を通じてじっくり聞く立場になって、自分の経験も役に立っているんだなあ、守護霊さんが導いて下さったんだなあ、ということと、過去世の因縁が浄められていることを感じています。
 過去世の因縁がこの世に現れているんですよ、と因縁が浄まったら楽になるんですよ、ということを、多くの人に知ってもらいたいと思っています。
Mさん お祈りにまだ出合っていない頃の私は、私利私欲が強くて、いろんな苦労を経験しました。今は自分が行く場所、出会う人に、世界人類が平和でありますようにとお祈りの響きが伝わっていくことが楽しみです。

 皆さんのお話をお聞きして。
 振り返りますと、私はこの世界平和の祈りを三十五年、仕事は四十五年になりますが、辞めることなく続けてこられたこと自体奇蹟だと思っています。お祈りに繋がる前の私では考えられないことです。じっくり続けることが苦手でしたので。
すべて守護霊・守護神様が私となってなさって下さっていたと改めて思い返しますと、すごく感慨深いものがあり、ありがたさがこみ上げてきます。
(風韻誌2024年7月号)